「硫酸イオン」含有量 温泉ランキング
陰イオンの「硫酸イオン」は、「硫酸」が水溶液中で電離する際、2段階目で電離する際に生成する成分。(1段階目で電離する際に生成されるのが「硫化水素イオン」。)
人体の生理活性物質の機能制御に良い影響を及ぼす作用があり、陽イオンとの結びつきで、更に良い影響を及ぼす成分。
温泉1 kg中に溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000 mg以上あり、陰イオンの主成分が「硫酸イオン」の温泉を「硫酸塩泉」という。
「硫酸イオン」は、殺菌作用や抗炎症作用があるので「傷の湯」と言われ、また、血管拡張作用もあるので「脳卒中の湯」とも言われ、さらには、皮膚の角質層を柔らかくし、肌の新陳代謝を活性化する作用があるので「若返りの湯」や「美肌の湯」と言われている。
また、血管拡張作用により、手足などの末梢部分の血行が促進され、冷え性や末梢循環障害の改善にも役立つと言われている。
「硫酸塩泉」を飲用すると、肝臓の機能をサポートし、胆汁の分泌を促進し、さらにコレステロールの代謝を促進するため、高コレステロール血症の改善、また、便を柔らかくする効果があり、腸の運動も刺激するので便秘の改善にも有効と言われている。
入った温泉の成分表から読み取った「硫酸イオン」含有量ランキング
入った温泉の「硫酸イオン」平均値 : 351.1 mg/kg
今まで入った温泉の成分表から読み取った、陰イオン「硫酸イオン」の温泉1 kg中の含有量(mg/kg)ランキング。
※源泉が複数ある場所では、温泉施設ごとにランキング。
含有量:2,000 mg/kg以上
2,312 mg/kg 酸ヶ湯温泉旅館(青森県)
- 2,312 mg/kg 源泉名:「酸ヶ湯温泉(四分六分の湯)」
- 1,716 mg/kg 源泉名:「酸ヶ湯温泉(熱湯)」
- 1,510 mg/kg 源泉名:「酸ヶ湯温泉(鹿の湯、冷の湯(大)(小)混合泉」
- 1,418 mg/kg 源泉名:「酸ヶ湯温泉(冷の湯(大)(小)、鹿の湯、春日源泉混合泉」
含有量:1,900 mg/kg以上
1,957 mg/kg あきた芸術村 温泉ゆぽぽ(秋田県)
源泉名:「わらび温泉」
1,900 mg/kg 塚原温泉 火口乃泉(大分県)
源泉名:「塚原温泉 地獄谷と元湯」
含有量:1,600 mg/kg以上
1,688 mg/kg オホーツク温泉 ホテル日の出岬(北海道)
源泉名:「オホーツクオムイ温泉(雄武温泉)」
1,680 mg/kg 北見湯元 のつけ乃湯(北海道)
源泉名:「北見湯本のつけ乃湯」
含有量:1,500 mg/kg以上
1,569 mg/kg 湯元白金温泉ホテル(北海道)
源泉名:「白銀14号・16号・18号・19号の混合」
含有量:1,300 mg/kg以上
1,387 mg/kg 黄金崎 不老ふ死温泉(青森県)
源泉名:「黄金崎不老不死温泉」
1,361 mg/kg ㊙夏油温泉 元湯夏油(岩手県)
源泉名:「夏油温泉(ラジウムの湯(白猿の湯))」
1,344 mg/kg 蔵王温泉 上湯共同浴場(山形県)
源泉名:「大湯1号」
含有量:1,200 mg/kg以上
1,202 mg/kg 小赤沢温泉 楽養館(長野県)
源泉名:「小赤沢温泉」
含有量:1,000 mg/kg以上
1,078 mg/kg 川湯温泉 お宿欣喜湯 別邸 忍冬(北海道)
源泉名:「株式会社川湯ホテルプラザ3号4号混合泉」
1,078 mg/kg ㊙高峰温泉(長野県)
源泉名:「高峰温泉3号井」
1,069 mg/kg 蔵王国際ホテル(山形県)
源泉名:「近江屋1号・近江屋2号、湯左の沢1号、湯左の沢2号」
1,062 mg/kg 桑畑温泉「湯ん湯ん♪」(青森県)
源泉名:「桑畑温泉」
1,048 mg/kg ㊙十勝岳温泉 湯元 凌雲閣(北海道)
- 1,048 mg/kg 源泉名:「凌雲閣2号井」
- 887.4 mg/kg 源泉名:「凌雲閣1号井」