あっ、稲庭うどんが食べたい!
今回のドライブの一番の目的である「稲庭うどんを食す!」。
佐藤養助のお店は秋田市内にも支店はあるが、秋田まできたのだからやっぱり総本店で食べないと!
ということで、旅の行程の都合上、一番の目的は最終日になってしまった。
今日は旅の最終日なので、東京まで帰って明日は会社にいかないと。
そうなると、こっちを遅くても16:00ぐらいには出ないといかん。
ん~~~、帰りたくないわ。
8月4日(日)8:30 道の駅十文字を8:30に出発!
またまた車の中でぐっすり寝てしまった。
起きたのは7:00ごろ。
一晩中エンジンをかけると、ほんとにガソリン減るのね。
昨日は暗くて分からなかったが、建物の向こう側にヤギがいた。
バイクの横にテントを張って寝ている人がいた。
バイクでの旅も楽しいだろうな~。
ヤギを見ながらボ~~~っとした時間がなんとも言えない。
東京の生活ではない、この静かな時間の流れ方。
田舎暮らしに憧れるな~。
そろそろ出発するかな~。
初めに目指したのは、「愛宕神社」。
この愛宕神社に向かう途中に見つけた巨木。
これパワースポットじゃない?
住宅街にいきなり現れた。
調べてみると、江戸時代に植えられた樹齢400年のケヤキとの事。
県道筋にある愛宕町一里塚は1604年に徳川幕府が奥州とその他道筋の諸藩に命じて築かせたものの一つで、 江戸日本橋を起点にして一里(4km)ごとに道路両側に土を盛り木を植えて里程標として、旅人が目標と憩いの場として目印にしたものである。 愛宕町の一里塚に立つ一種異様ともいえる姿をした樹は、樹齢400年、樹高22m、幹周5.7mと記されるケヤキで、 塚の土盛りを覆い尽くすようにして根を地面まで下ろしており、非常に珍しい景観を作り出している。 この一里塚は秋田県指定史跡として管理されている。
根のはり方がすごいし、普通は地中に埋まっている部分だと思い。
この木にも抱き着いてしまった。
そしてせっかくここまで来たのだから、湯沢駅も拝んでおかねば。
昨日見た十文字駅とは全然違う。
湯沢駅も十文字駅も1路線しかないのにこの違いはなんだ??
湯沢駅前のメイン道路。
人がいないね~。
しかも七夕まつりの飾り付けが行われていた。
えっ?七夕は7月7日じゃないの?
東北地方は旧暦で七夕のお祭りをやっているとの事。
東北の三大祭の仙台七夕祭りはこの時期らしい。
今回の旅は時期的に東北三大祭りの時期だったのに、見れていない・・・。
次に来る時は、青森ねぶた祭、秋田竿灯祭り、仙台七夕祭りを巡るように来てみよう。
佐藤養助のお店は11:00からでまだ時間があるので、蔵が有名な横手市増田町が近くにあるようなので、まずは増田町に寄ってみた。
蔵の街 増田町
車を止めて無料の案内所「ほたる」に寄って見た。
無料で見学できるところなどを教えてもらい、いざ散策。
ほんとか?
蔵から出した割には、最近の物もあるけど・・・。
昔ながらの建物の前には・・・。
スーパーがある・・・。
歴史的建造物とスーパーとの融合。
どちらも日常生活には必要なのね。
長屋を縦にしたように奥行きが長い。
よ~く見ると、建物の中に蔵がある。
昭和初期に3階建ての建物を作るとはすごいな。
無料で見学ができる「蔵の駅」。
まずはここを見学してみて、もっと興味が沸けば有料の所も見てみよう。
有料の所は、今でもそこで生活している人がいるのでお金を払って見学するとの事。
増田の蔵の特徴は、豪雪地帯の雪から蔵を守るように外側に「カヤ」という形で家を作り、その中で生活するとの事。
なので、家の中に井戸まである。
吉永小百合さんも訪れたらしく、床には「吉永小百合さんの立ち位置」というガムテープが貼ってあった・・・。
この蔵の中に入ってみると、座敷があった。
内蔵は、内部に床の間を配した座敷間を有する「座敷蔵」が最も多く、内蔵全体のおよそ65%を占めています。この内蔵が建てられた始まりは、物品を収納するための「文庫蔵」がほとんどだったと推定されますが、増田地区では明治に入ってから、座敷蔵の数が格段に増加し、文庫蔵を座敷蔵に改装した例も多くあります。こうした座敷蔵は、1階の入口を入ると手前に板の間、奥に座敷間を配する2室構成となり、2階は板の間の1部屋構成で、什器類を収納する文庫蔵としての機能を持っています。
へ~~~、目的があってこのような形になっているのね。
案内図をみると「佐藤養助 漆蔵資料館」があったので行ってみた。
建物に入ってみてびっくり!
資料館はやっていたが、食事処はまだ準備中。
蔵の存在感がすごく、ここで稲庭うどんが食べれることを忘れてしまう。
蔵の中に入ってみて、更に驚く。
江戸時代末期から約150年経ってもこの漆の輝き。
すごいぞ、この蔵!
大梁の太っといこと、こりゃすごいよ!
構造を見ていて気持ちがいい!
漆の輝きもすごい!
こんな蔵を作ることが出来た佐藤さん、あんたはすごいよ!
感動してお腹が空いてしまったので、旅の一番の目的の稲庭うどんの佐藤養助総本店に向かった。
今回の旅の目的が達成できた!
いや~楽しみは後に取っておくべきだね。
お腹も心も満たされたことで、次は温泉にゆっくり浸かりたいから、阿部旅館を目指した。
今日も猛暑日で温泉に長くは入ってられなかった・・・。
風通しの良い軒先の休憩所には地元のおっちゃんがいた。
農作業をした後によくこの温泉に入りに来るとの事。
思ったほどナマリはなく、秋田の温泉について話し込んでしまった。
地元の人と話をするのも旅の醍醐味だね。
次の泥湯温泉に行く前にちょっと寄り道。
小安峡
皆瀬川の急流が長年にわたり両岸を深く浸食してできた小安峡谷。岩づたいの階段を降りると、その先には遊歩道が続いています。「シューッ、シューッ。」大地の息吹を感じさせるように98℃の熱湯と蒸気が激しく噴出しているここが、小安峡一の名所、「大噴湯」です。
ほ~ほ~、物は試しで見に行ってみましょうか。
橋の上からの景色はすごいね!
60Mを階段で降りる。
すぐかな?
ちゃんと整備されている階段。
これなら楽かも。
5分ぐらいで川底に到着。
浸食された岩肌、なんだか綺麗だぞ。
モクモクと温泉が湧き出ている。
水蒸気の近くでは硫黄の匂いがする。
お~~~、温泉が噴き出しているよ!
遊歩道の近くで噴出しているところに手を出してみる。
うっほ~~~!熱い!
こりゃ80℃ぐらいの温度ありますよ!
普通に火傷する温度ですな。
梨汁ブシュ~~~!
ここから階段を登るのか・・・。
そりゃそうだよね。
駐車場に戻った時には、もう汗でビッショビショ。
こりゃ、また温泉に入らねば!
次に向かったのは、旅最後の温泉「泥湯温泉」。
川原毛地獄
旅最後の温泉を後にして山道を走っていると、真っ白な山肌が見えた。
なんだなんだ?
有毒ガスが出まくっているのかな?
こんなところがあるとは・・・、リサーチ不足だった。
調べてみると、青森の恐山、富山の立山と並ぶ、日本三大霊地との事。
なんでこんなに白いんだろうな~。
有毒ガスがブシュブシュ出ているわ。
駐車場から歩いて15分の所に「川原毛大滝湯」という滝そのものが温泉という珍しい温泉があるらしい。
入浴は、7月中旬から9月中旬で水着着用との事。
行ってみたいけど、あまり時間がないので、次の機会にするとしよう。
その後、山道を下り、鳴子温泉に後ろ髪を引かれながらも帰路につく。
休憩した途中のPAで、ヒグラシが大量に鳴いていた。
ものすごい大量のヒグラシがワンワン鳴いていたので近くに行ってみた。
ヒグラシの鳴き声、好きなんだな~。
21:30頃に無事に帰宅。
せっかく遠くまで行ったのだから、もっといろいろと周りたかったな~。
時間の関係で諦めた場所もあった。
また、休みを取っていくとするかな。
今回の旅で約1,600kmを走った。
もっと気温は低いかなと思っていたのだが秋田なのに猛暑日で32℃を超す暑さだった。
エアコンなしでは暑かったので、一晩中エンジンをかけていたから、燃費が悪くなってしまった・・・。
ビジネスホテルとかに泊まる事を考えれば、全然安いのでま~いいか。
家に帰ってきて寝る時、車の中で寝るのが恋しくなってしまった。
誰にも邪魔されず好きなところに行き、好きなものを食べ、好きな時に車の中で寝る。
車中泊の旅、一度やってしまうと止められまへんわ~~!
今回の温泉
今回のB級グルメ
今回のパワースポット
今回のルート
出発時間 | 2019/08/01 20:00頃 |
帰宅時間 | 2019/08/04 21:30頃 |
走行距離 | 1,589km |
ガソリン | 153.08L |
燃費 | 10.4km/L |
地図上のA点:道の駅 十文字
地図上のB点: 愛宕神社
地図上のC点: 増田町
地図上のD点:佐藤養助 総本店
地図上のE点:大湯温泉 阿部旅館
地図上のF点: 小安峡
地図上のG点:泥湯温泉 奥山旅館
地図上のH点:川原毛地獄