新湯温泉 くりこま荘(宮城)
栗駒山の南東の標高600mに位置しており、1720年に開湯され、「栗駒五湯」の中でも「幻の湯」とされてきた「新湯温泉」の「くりこま荘」に行ってきた。
ちなみに栗駒五湯は、栗駒山の麗から中腹にかけて一迫川沿いにある3ヵ所の温泉と三迫川の上流にある2ヵ所の温泉の↓。
この「栗駒五湯」は、2008年の「岩手・宮城内陸地震」の影響で余儀なく休業を強いられ、2009年11月に復活したが、廃業してしまった宿もある。
木々に囲まれた山道を進むと、いきなり開けた場所が現れる。
↑写真の駐車場は広々としており、有事の際にはヘリコプターの発着場になるとの事。
着いたのは、金曜日の12:30頃。
知っている人は知っている様で、地元風の数人の先客が居た。
近くに民家は全くない、山間にポツンとある「くりこま荘」。
入り口には熊のはく製があるが、この辺り、熊が出るのだろう。
受付は↑写真の右側。
お昼時だった為、2人のおばちゃんが厨房で忙しそうにしていた。
↑写真で1Fの廊下の突当り右側にお風呂がある。
1720年の「駒の湯温泉」開湯より35年遅く開湯したので「新湯」の名が付いたとの事。
歴史の事はうといので良く分からないが、約300年も続く温泉とはすごいものだ。
内湯も外湯も、こじんまりとした湯船。
成分表を見ると、「カルシウムイオン」と「硫酸イオン」がまあまあの量。
実際のお湯は、この日は白濁しており、ほんの少しだけ鉱物というか酸っぱさがある。
温度は41℃ぐらいで、柔らかい白濁の湯と言う感じ。
外湯はロケーションが最高!
温度はちょっと低く、39℃~40℃といったところだが、まさに森の中の温泉と言った感じで、森林浴を楽しみながら、ゆっくりじっくりと入っていられる。
時折、森の中から「ガサッ」と聞こえ、「熊?」とオドオドしてしまうが・・・。
このお湯のお陰ですぐに忘れて、ゆっくりと森と空を眺めながら最高の気分に浸れる!
■お湯
- 源泉名 : 新湯温泉3号泉
- 源泉温度 : 30.9 ℃
- PH : 6.2
- 成分合計 : 1,350.0 mg/kg
- 分析日 : 2025年6月20日
- <含有成分及びその分量(抜粋)>
- 陽イオン
- ナトリウムイオン : 18.5 mg/kg
- 総鉄イオン : 0.0 mg/kg
- 陰イオン
- 塩化物イオン : 7.1 mg/kg
- 硫化水素イオン : 0.5 mg/kg
- 硫酸イオン : 822.5 mg/kg
- 炭酸水素イオン : 19.8 mg/kg
- 遊離成分
- メタケイ酸 : 48.0 mg/kg
- メタホウ酸 : 0.2 mg/kg
- 溶存ガス
- 遊離二酸化酸素イオン: 30.2 mg/kg
■施設
内湯が1ヵ所、外湯が1ヵ所。
■営業時間・料金
10:00~15:00
大人:¥600-
GakiLifeの勝手な評価
名前 | くりこま荘 |
施設 | 宿泊温泉施設 |
分類 | 近くに来たら必ず寄りたい! |
行った日 | 2025/9/12 |
場所 | 宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東95-2 |
泉質 | 含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉 |
泉色 | 白濁 |
PH | 6.2 |
良い点 | 外湯で森林浴と白濁の湯を楽しめる! |
おすすめ度(満点:★5つ) | ★★★★☆ |
↓↓↓訪れた時の旅は「旅部」↓↓↓