㊙高湯温泉 微温湯温泉 二階堂(福島)
福島市の西に位置する吾妻小富士の東麓標高920mにある、高湯温泉の微温湯温泉(ぬるゆおんせん)旅館の「二階堂」に行ってきた。
源湯の温度が約32度で一般的な源泉に比べて、かなりぬるいことからこの名がついた。
ここは、日本秘湯を守る会の宿で、豪雪地で冬季閉鎖されるため、毎年、4月下旬~11月下旬までの営業。
微温湯温泉は眼病の名湯とされ、とくに結膜炎や白内障に良いらしい。
江戸期や明治には金持ちの眼湯治でにぎわったらしく、今も全国津々浦々から来る眼の悪い人が多いとの事。
ちなみに「日本三大眼の温泉」とは↓。
- 貝掛温泉(新潟県)
- 姥子温泉(神奈川県)
- 微温湯温泉(福島県)
近くには有名な「高湯温泉 旅館玉子湯」があるが道が違い、こちらは山道の行き止まりにある一軒宿。
県道126号線の行き止まりに、周りは山に囲まれた一軒宿。
振り返って見た、来た道。
う回路から福島県道126号線に入ってからは、ほぼ、このぐらいの道幅の道だった。
山に囲まれた場所なので、ほんとに静か。
ひと昔にタイムスリップしたかのようだ。
車を止めて建物に沿って進むと入り口があった。
なんとも昔ながらの雰囲気。
受付を済ませて、横長の土間で靴を脱ぎ、廊下を進む。
日本秘湯を守る会の提灯がこんなところに。
玄関からの廊下を直進すると宿泊棟、左に曲がってお風呂に向かう。
奥には茅葺き屋根の古い建物が見える、これが明治5年に建てられたものだろうか。
天井は低く、幅も狭い廊下を進む。
浴室は、脱衣所よりも低い位置にある為、階段で数段降る。
浴槽は2ヶ所で、源泉が流れ込むのは手前の浴槽のみ。
なぜ、奥の浴槽にはふすまで蓋をしているのかと思ったら、奥の浴槽は上がり湯用の沸かし湯と書いてあった。
早速、源泉が流れ込む手前の浴槽に入ってみる。
お~~、確かにぬるい!
源泉の温度は31.8℃と結構低いから当たり前か。
湯の葉が舞っていないが、PH2.9なのでお湯の味は酸っぱい。
山の中の静かなぬるい温泉なので、時間を忘れて長湯が出来てしまう。
しかし、長く入っていると、少し寒くなってきてしまった。
体温よりも低いお湯に浸かっているのだから、寒くなるのは当たり前か。
あっ、だから沸かし湯があるのか!
沸かし湯の温度が下がらないように、ふすまで蓋ね。
20分ほど入っていたが、寒くなってしまったので、沸かし湯で体を温めてから出ないとですね。
■お湯
こちらの源泉名は「ぬる湯」。
源泉温度は31.8℃、PH2.9、メタケイ酸は156.1mg/kg、温泉成分は1,379mg/kg。
■施設
内湯が2ヶ所。
■営業時間・料金
9:00~17:00(受付:~16:00)
大人:¥500-
GakiLifeの勝手な評価
名前 | 二階堂 |
施設 | 宿泊温泉施設 |
分類 | 機会があればまた行きたい。 |
行った日 | 2024/9/26 |
場所 | 福島県福島市桜本温湯11 |
泉質 | 酸性-含鉄(Ⅱ、Ⅲ)-アルミニウム-硫酸塩泉 |
泉色 | 透明 |
PH | 2.9 |
良い点 | 山奥の一軒宿でぬる湯を楽しめる。 |
おすすめ度(満点:★5つ) | ★★☆☆☆ |
↓↓↓訪れた時の旅は「旅部」↓↓↓