【温泉部:★★★☆☆】大谷温泉(岩手)

大谷温泉(岩手)

岩手県にあるラドン温泉の「大谷温泉」に行ってきた。

名前からして有名になりそうな温泉だけど、こちらは「オオヤオンセン」との事。

ちなみに、「ラドン温泉」は、ラドン濃度が、111ベクレル(Bq)/L以上のものを言うらしい。

放射能泉では、ラジウム温泉とラドン温泉があるが、この「ラドン」とは一体なんだろうか?

ラドンとは何か?

ラドンは自然に生成される放射性物質で、無色、無臭、無味の気体。ラドンはほとんどすべての土壌に含まれ、ウランがラジウムに分解され、さらにラドンガスに分解される過程で自然に生成される。ラドンはさらに、空気中の微粒子に付着する「ラドンの子孫」(ポロニウム-218など)と呼ばれる固体の放射性元素に分解される。

ラドンの健康への影響

ラドンとラドンの子孫は放射性物質であるため、アルファ粒子を放出する。アルファ粒子は高エネルギー放射線で、人間の細胞のDNAを損傷し、肺がんの原因となる。ラドンを吸い込むと、粒子は肺に留まり、そこでアルファ粒子を放出し続ける。肺から90%、皮膚から10%の割合で体の中に入り、血流とともに全身に運ばれる。

やっぱり放射線は怖いな。

ただ、放射線の影響で人間の細胞を破壊し、新陳代謝が進むことで体が活性化するという説もあるらしい。

HPでは、ラドン濃度は、27.8マッヘ/kgなので、375.3ベクレル(Bq)/kgとなっているが、成分表では、15.4マッヘ/kgなので、207.9ベクレル(Bq)/kgとなっている。

これは、温泉に溶け込むというよりも、空気中に発散するという放射線の性質の為、実際に浴室で測った濃度が「27.8マッヘ/kg」ではないだろうか。

ちなみに、ラドン温泉で有名なのは、山梨県にある「竜王ラドン温泉」が思いつく。

「竜王ラドン温泉」は、人工的に発生させたラドンを浴室内に送り込み、吸入もしくは肌から吸収する方法。温泉にも微量のラドンが含まれている様で、成分表では、2.76ベクレル(Bq)/kgほど。

着いたのは、日曜の7:30。

営業は、8:00~となっているが、すでに数台の車がある。

↑の写真の正面が温泉施設。

↑右側の建物が宿泊施設。

営業時間前だが入ってみると、入浴はOKとの事。

券売機で払っても、窓口で払っても、どちらでもOKとの事。

大人1人が¥450-とは、かなり安い。

支払いを済ませて、いざ温泉へ。

東北一のラドン量の貼り紙。

確かに、足腰が痛むご老人にとっては、なかなか良い効能だろう。

田舎のじいちゃん家にきた感じ休憩所。

昭和初期から栄えていたとの事、すでに1世紀は経っている。

左側の浴槽は水風呂で、右側が温泉。

洗い場の蛇口は、昔の銭湯の様な蛇口。

温泉の温度は39度ぐらい、田舎の温泉にしては低い温度。

ラドンを多く含んでいるから、ゆっくりと入るにはちょうど良い温度。

ラドンの効果は分からないが、静かな場所で時間がゆっくりと流れていく。

こんな銭湯の様な温泉が家の近くにあったら良いな。

■お湯

  • 源泉名     : 大谷温泉
  • 源泉温度    : 10.4 ℃
  • PH      : 6.3
  • 炭酸水素イオン : 28.0 mg/kg
  • メタケイ酸   : 17.7 mg/kg
  • メタホウ酸   : 1.7 mg/kg
  • 成分合計    : 90.3 mg/kg
  • 分析日     : 2017年5月12日

■施設

内湯が1ヵ所。

■営業時間・料金

8:00~21:00

大人:¥450-

GakiLifeの勝手な評価

名前大谷温泉
施設宿泊温泉施設
分類機会があればまた来たい!
行った日2025/9/7
場所岩手県九戸郡洋野町種市第74-137-14
泉質単純弱放射能冷鉱泉
泉色無色
PH6.3
良い点ラドンたっぷりのお湯を楽しめる!
おすすめ度(満点:★5つ)★★★☆☆

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