雲洞庵(新潟県)
日本一の比丘尼(出家した女性)の庵寺と言われおり、「雲洞庵の土踏んだか」で知られる「雲洞庵」に行ってきた。
昔から「雲洞庵の土踏んだか、関興寺(かんこうじ)の味噌嘗めたか」と言われているらしい。
雲洞庵の参道の敷石の裏側に法華経の文字が1石に1文字ずつ刻まれているとの事。
そして「この石畳を踏みしめて参拝すれば、『罪業消滅』『万福多幸』のご利益がいただける」。
も~全部の石畳を踏みしめちゃう!
ちなみに「関興寺(かんこうじ)の味噌嘗めたか」は、戦でお寺が火事になった時に、大事な巻物を味噌樽の中に入れて焼失を免れたので、このご利益からこのお寺に行って味噌を分けてもらったか?が由来との事。
この赤門、昔は皇室関係者や大名の来訪以外は、一年に一度しか開門されなく開かずの門と言われていたとの事。
「雲洞庵の土踏んだか」の札があるのが面白い!
これから全部、踏ませて頂きます!
なぜ、大きなわらじがあり、絵馬を結び付けているのか。
あ~受付の人に聞けばよかった・・・。
ここの案内看板の書体は、ほとんどこんな感じ。
さてさて、お目当ての敷石!
横8の字に歩き、時間をかけてゆっくりとすべての敷石を踏んでしまった。
「罪業消滅」「万福多幸」のパワーがみなぎってキタぞ~~~!?
この「仏舎利塔」は早稲田大学建築学科が設計して建築したとの事。
近代的建築物とお寺の融合が何とも言えない。
このカエデの木に見惚れてしまった。
地面を這うように4本の幹が伸びていて、まるで花が咲いているような幹の姿。
このカエデの木からはものすごいパワーを感じる!?
雲洞庵の間近にそびえる金城山より湧き出している湧水。
「長生きの湧水」と書いてあるので、ガブガブ飲んだ後に看板を読んでみると、「現在は安全のため上水道水」と。
お~~~~い!
このフカフカの座布団、一度でいいから座ってみたい!
紫雲殿(位牌堂)で、奥へ進むと開山堂。
良く分からないけど、なんかすごい感じ。
座禅堂から客殿への長い廊下。
お坊さんから論語を学ぶ上杉景勝と直江兼次の図。
ここの建築は天井まで柱が伸びておらず、天井付近は白壁になっていることで天井が浮き出ているように作られている。
気が付かないと分からないが、この技術というかデザイン、昔なのにすごい!
雲洞庵、拝観料を払って見る価値は十分にあった。
今後、新潟に行った人がいたら、「雲洞庵の土踏んだか?」と聞いてみよう!