奥之院(和歌山:高野山)
日本三大霊山の一つの高野山にある「奥之院」に行ってきた。
ちなみに、日本三大霊山は↓。
- 恐山菩提寺(青森県)
- 比叡山(滋賀県)
- 高野山(和歌山県)
高野山というので「高野山」という山があるのかと思いきや、「高野山」という山はない。
和歌山の紀伊山地の一部で、弘法大師の「空海」が「山地全体が金剛峯寺の境内」という考えに基づいて切り開かれた場所。
高野山には117もの寺院がある。
これを全部回っていたら1日では終わらないので、気になる3ヵ所を周ることにした。
高野山のパワースポットのご利益は、「自ら能力以上の力を発揮し何かを成し遂げる力を授かれる」との事。
覚醒する力を得ることができるのか!ほしいぞ!!
奥之院
弘法大師の「空海」が今も瞑想をしている「御廟」という場所があるのが「奥之院」。
弘法大師の空海は今も生きていると人事られている為、朝の6:00と10:30に食事をお供えする「生身供」という儀式が1,200年もの間、続けられている。
「御廟」までの約2kmの参道の両脇には、さまざまお墓が立ち並ぶ。
奥の院の入り口の橋「一の橋」。
約2kmの参道を歩かずに、近くの駐車場から「御廟」を目指すことも出来るが、せっかく来たのだから「一の橋」から進む。
「一の橋」を渡り、参道を歩いていると、両脇にあるお墓が誰のお墓なのかを、一つ一つ見ながら歩いてしまう。
武田信玄のお墓。
その他、戦国武将のお墓や藩主のお墓、有名企業の創設者のお墓などがあり、なかなかの見応え。
2番目の橋の「中の橋」
高野山の七不思議のひとつに「かくばん坂」というのがある。
中の橋を渡ってすぐの所にある覚鑁坂の石段は43段あり、途中で転ぶとその人の寿命は三年以内に終わるといわれ、別名「三年坂」と呼ばれている。
43段は42(死)を越えるという意味が込められているとの事。
この世の人々の苦しみや悲しみを一身に背負い受け止めている為にいつも汗をかいている「あせかき地蔵」の隣に「姿見の井戸」がある。
高野山の七不思議のひとつ、「姿見の井戸」というのがあり、井戸を覗き込んで水面に自分の顔が映らなければその人は三年以内に亡くなってしまう。
実際に覗いてみた!
溜まっている水は少なく、常に波紋がある状態なので自分の顔が映っているのかどうかが分からなかった・・・。
そして最後の橋の「御廟橋」。
この橋から先は、脱帽し、撮影禁止のエリア。
「御廟橋」の先に見えるのが、「御廟堂」であり、その先に弘法大師の「空海」が今も瞑想している「御廟」がある。
「空海」は、西暦835年3月21日(満62歳)の時にご入定され、今も瞑想されている。
パワースポット巡りとしてここまで来たが、目の前に「空海」の即身仏があると思うと、今までに感じたこともないような感覚になっていた。
これが「自ら能力以上の力を発揮し何かを成し遂げる力を授かれる」のパワーを授かった証なのか!!