PCのデータ保管場所について
なんだか最近、使っているノートPCの動きが遅いぞ。なんでだ??
あっ・・・、ノートPCのHDDがいっぱいだった・・・。
一眼レフカメラで撮った写真データがPCのHDDを圧迫してきたので、そろそろ何か手を打とうと思いついた。
思いついた選択肢としては、
- PCを買い替える。
- 外付けHDDを購入する。
- NASを購入してみる。
のどれかだろうと思った。
それぞの選択肢について考えてみる。
①PCを買い換える選択肢
買い換えるなら今と同じノートPCが良い。
スペックは写真のRAWデータを編集するので、Corei5のメモリ16GBはほしいし、HDDは1Tから2Tはほしい。
LenovoやDell、マウスコンピューターなどを見てみると、最近の主流はSSD256GBのようで結構な値段・・・。
20万円オーバーになり、仮にノートPCが壊れた時にデータが取り出せないのは困ってしまう。
やはりデーターはPCではなく、他に持たせておくのが良さそうだ。
②外付けHDDを購入する選択肢
最近はUSB3.0の様で、今に比べれば転送速度は速そうだ。
値段も手ごろで選択肢としてはありだが、使用の都度か、ずっとPCにつなげておかなければいけない。
デスクトップなら良いが、ノートPCだと抜き差しが面倒だし、持ち歩かないとデータを見ることが出来ない。
これも選択肢としては、最終手段か。
③NASを購入する選択肢
今まで家にNASを導入したことがないので、未知の世界。
どんな製品があるのか、どんなことが出来るのかを調べてみた。
NASの選定
BUFFALO製のNAS
無線LanルーターはBUFFALO製を使っているので、無線Lanルーターにつなげておけばいいのかなと思い、BUFFALO製を調べてみた。
TVの録画用とPCのデータ用、HDDが1つのタイプと2つのタイプがある。
TVの録画用はHDDレコーダーがあるので必要ない。
HDDレコーダーとNASをまとめて1つにするという選択肢もあるが、壊れたときはどっちも失うのは痛い。
せっかくNASを導入するのだから、HDDはRAID1(ミラーリング)という2つのHDDに同じデータを持っておき、どちらかのHDDが壊れても、もう一方のHDDにデータがあるので安全という方がよい。
容量は4TBもあればよいか。実際に使えるのは3.5TBといったところかな。
BUFFALO LS520DGシリーズ 4TB 型番:LS520D0402G
この機器がとりあえずの第一候補。
何が出来るのだろうか・・・。
RAID1は出来る。当然か・・・。
家以外の場所で、パソコンやiPhoneから簡単にアクセスできる。
こりゃいい!通信料はかかってしまうが、iPhoneの写真データをNASに入れておけばいいか。
TV番組や音楽データを入れておけば、他の部屋でも見れたり聞けたりする。
そんなに広い家ではないので、ま~あればいいかな的な機能か。
まずは問題なく今回の問題をクリアーできそうだ。
Synology(シロノジー)製のNAS
NASでいろいろと検索すると、出てくるメーカーにSynology(シロノジー)という聞いたことがないメーカーが良くヒットする。
なんだか有名なメーカーでNASの人気が高いようだ。これを調べてみよう。
いろいろと調べてみると、amazonではSynologyのDiskStation DS218jが売れ筋のようだ。
この機器を検索するとボロボロ色々な記事が出てくる。
後々の事を考えると、困った時には売れている機器の方が色々と調べやすい。
このDS218シリーズでは、他にどのような機種があるのかを調べてみた。
DS218j | DS218play | DS218 | |
サイズ | 165mm×100mm×225.5mm | 165mm×100mm×225.5mm | 165mm×108mm×233.2mm |
重量 | 0.88kg | 0.87kg | 1.3Kg |
CPU | デュアルコア 1.3GHz (32bit) | クアッドコ 1.4GHz (64bit) | クアッドコア 1.4GHz (64bit) |
メモリ | 512MB | 1GB | 2GB |
USBポート数 | USB3.0 × 2 | USB3.0 × 2 | USB3.0 × 2 USB2.0 × 1 |
ホットスワップ | × | × | ○ |
ファン速度モード | 最高速度モード 冷却モード 低ノイズモード 低電源モード | 最高速度モード 冷却モード 低ノイズモード | 最高速度モード 冷却モード 低ノイズモード |
違いは分かるが、どれを買えば良いのかが分からない・・・。
ちなみに「ホットスワップ」とはHDDが動いている状態で、もう一方のHDDを交換できる機能。
CPUとメモリがいい方がストレスなく使えるとは思う。
ちなみに3機種とも「NASキット」と呼ばれるHDDを別で用意する必要がある。
HDDの費用もかかるので何がいいかを調べてみた。
耐久性のあるHDDが良いと思い調べてみると、Western DigtalというメーカーのNAS専用の「RED」というHDDがいいらしい。
これが2つ必要なので、HDDで約3万円。結構なコストがかかる・・・。
使い方次第なのだろうが、一番安いDS218jではちょっとあれなので、中間のDS218playにすることにした。
全部で約5.5万円ぐらい。
BUFFALO vs Synology
この2機種のどちらかにしよう。
他にもIOデータ製のがあったが、BUFFALO製と大差はなさそうなので、この2つのどちらかに決めよう。
一度、原点に戻ってNASを購入して何をしたいのかを考えた。
・バックアップがある場所にデータを保管したい。
・安心して外からアクセスしたい。
・都度、データ通信が必要となるが、iPhoneの写真や動画はiPhone自体に保存ではなくNASに保管して、見たい時はNASにアクセスするようにしたい。
・Goolgeドライブの様にドラックアンドドロップで使えれば良い。
これがしたかった。
自分なりに考えたメリデメ。
【BUFFALO】
- メリット 導入時のコストを抑えられる。
- デメリット HDDの容量を増やす時はすべてを買い替え。
【Synology】
- メリット いろいろと出来そう。HDDの容量を変更できる。
- デメリット 導入時のコストが高い。
ん~最後は気分で決めよう。
信頼性・将来の拡張性・機能の充実性を考えて、SynologyのDS218playを購入することにした。
この理由は建前であり、本音はSynologyの方が本格的っぽくて良かったからでした。
早速、amazonで購入したので次の日には手元に届いた。
設定後の使用感
設置や設定画面を取り忘れてしまった。
覚えている範囲でつまずいた点は、
- 「QuickConnect」の設定の時に「おすすめのアプリ」を全部インストールしてしまった事。
後で気がついたが全部はいらないので、再度、初期設定に戻しインストールし直した。
- IPアドレスを固定にしたことで、無線LANルーターがおかしくなり、他のPCがネットにつながらなくなってしまった。
(無線LANルーターの電源を一度、落として再起動したら直った。)
この2点ぐらいだろうか。
使い勝手は良く、PCのデスクトップにNASのフォルダのショートカットを作成しておけば、簡単にアクセスできるし、早い!
PCのデータをNASに移したら、PCの動きも良くなった。
外出先で、PCからの使い勝手も良い。
Webで「QuickConnect」のサイトにアカウントを作成しておきアクセスすると、Synologyのサーバーを介して、設置した自宅のNASにアクセスできる。
(PCの場合は、一度、そのPCにデータをDLして、閲覧・編集が終わったらUPしないといけないが。)
iPhoneからは、「DSfile」というアプリを入れおけば、簡単にNASにアクセスできる。
他にも色々と機能があるようだが、まだ試せていない。
他の機種のNASを知らないが、かなり満足できる買い物だった。
暇を見つけて、出来る機能を試しておくことにする。
今後の課題
停電時の対策が必要かもしれない。
稼働していない時はHDDは動いていないので良いが、稼働時に停電になった時が心配。
ただ、ミラーリングなので、どちらかのHDDが生きていれば、データの取り出しは大丈夫なのか。