【IT部】トレード用PCの選定

↓過去の選定↓

【IT部】ノートPCの選定

2019.02.07

【IT部】4Kモニターの選定

2020.04.24

現状のPC環境

今はノートPCに27インチ4Kモニターをつなぎ2画面で使用している。

4Kモニターにトレード時のチャート表や取引画面を表示させ、小さいノートPCの方には各経済指数のグラフを表示させているが、どちらも4Kモニターにしたい・・・。

理由は、最近、老眼が進んできており、ノートPCの小さい文字が見えにくく、瞬時に見たい時に焦点を合わせるのが面倒になってきてしまった。

老いには勝てないな・・・。

ただTVなどで見る、トレーダーが4枚とか6枚のモニタを上下に並べている様な事はせず、モニターは4Kにして2枚構成とするのがいいな。

今のノートPCに4Kモニターを2枚、つなぐことは出来るのかな?

今のCPUの性能

今使っているノートPCの仕様は↓。

  • Lenovo ThinkPad X1 Carbon 6G
  • Windows 11 Home 64bit – 日本語版
  • CPU インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz, 8MB)
  • 内蔵グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620
  • メモリー 16GB LPDDR3 2133MHz Soldered
  • SSD 512GB (M.2 2280, PCIe) OPAL対応
  • 14.0型WQHD液晶 (2560×1440 IPS 500nit) 光沢あり
  • USB-C USB3.1 x 2 (Thunderbolt3、Video-out 機能付き)
  • USB-A USB3.0 x 2
  • HDMI 2.0

このノートPCを、ウルトラドッキングステーションに繋げて使用している。

ウルトラドッキングステーションの仕様は↓。

  • USB 3.1 gen2 (10Gbps) x 4, 1* always-on USB 充電器
  • USB-C ポート (10Gbps, 5V 3A 電源) x 2
  • 10/1000 ギガビット・イーサネット
  • DisplayPort 1.4 x 2 4096*2160@60Hz
  • HDMI 2.0 4096*2160@60Hz
  • VGA 2048*1536@85Hz

ウルトラドッキングステーションには、DisplayPortが2つ、HDMIが1つあるので、2枚のモニターは接続できそうだけど。

ノートPCのCPUの性能を確認してみる。

Intel 製品仕様検索ページ:https://ark.intel.com/content/www/jp/ja/ark.html

このサイトの検索画面で「 Core i7-8550U」を検索してみると、内臓グラフィックの性能が出てくる。

最高解像度は、4,096×2,304の「4Kデジタルシネマ」まで対応しているけど、HDMI接続のリフレッシュレートが24Hzって、かなりカクカクなんだろうな。

サポートされているディスプレイ数は、「3」となっているので、ノートPCの画面以外に2枚までモニターは接続できるようだ。

しかし、27インチの4Kモニター1枚だけをつないでいても、結構、PCが熱くなるので、2枚の4Kは厳しいんだろうな。

そうなると、グラフィックボードは別で用意したPCの方が良いだろう。

ノートPCはすでにあるので、グラフィックボードを別に積んだデスクトップPCを購入する事にしよう。

グラフィックボードの選定

まずはグラフィックボードをどれにするか。

eスポーツがTVなどで報道されていた時、グラフィックボードは高騰していると言っていたが、今ではどうなんだろうか。

調べてみると、グラフィックボードのメーカーは、「NVIDIA」と「AMD」の2つのメーカーが独占している様だ。

「NVIDIA」は「GeForce」、「AMD」は「Radeon」シリーズを展開している。

「GeForce」は聞いたことがあるし、目にする機会も多いので、感覚的に「GeForce」にするかな。

「NVIDIA」の「GeForce」を調べてみると、性能が良い順に、

  1. RTX 40シリーズ
  2. RTX 30シリーズ
  3. RTX 20シリーズ
  4. RTX 16シリーズ

となり、上に行けば行くほど、性能・値段が高くなるようだ。

ちなみに、一番高いのは「GeForce RTX4090」で定価が¥289,300-、一番低いのは「GeForce RTX 1630」で¥20,000-ぐらい。

随分、違うな・・・。

「GeForce RTX4090」にしたら、PC本体の金額はいくらになるんだろう。

今回の目的は、トレード用に4K2画面が出来るグラフィックボードだ。

あと、ゲームもできればいいかな。

ただ、この「ゲームも」というのが悩むところになってしまう。

一概に「ゲーム」と言っても、「ゲーム」によって必要とされる環境はマチマチ。

どのレベルのグラフィックボードであれば、いろんなゲームに対応出来るのか調べてみると、「GeForce RTX4060」か「GeForce RTX4060 Ti」か「GeForce RTX4070」あたりの物であれば、対応出来そうなのが分かってきた。

NVIDIA GeForce 「RTX4060」か「RTX4060 Ti」か「GeForce RTX4070」

いろいろとどちらも調べてみると、前の世代の「GeForce RTX3060 Ti」の方がコスパが良いという記事ばかり目にする・・・。

「GeForce RTX4060」は新しい機種なのに、前の機種の方が良いって、メーカーさん、どうしたの?

ただ、比較対象が「GeForce RTX3060 Ti」で、「GeForce RTX3060」よりはちょっと良い機種を比較している。

であれば、新しい機種の「GeForce RTX4060 Ti」にすればいい話か!

「GeForce RTX4070」は結構、金額の差があるようなので、グラフィックボードの候補としては、「GeForce RTX4060 Ti」を軸として前後の機種を含めた、

  1. NVIDIA GeForce RTX4060 Ti
  2. NVIDIA GeForce RTX4060
  3. NVIDIA GeForce RTX4070

の3本立てでPCを選んでみよう。

4Kモニターのリフレッシュレート

ゲームをやる人はどんなモニターを使っているのかを調べてみると、意外にも「1920×1080」のフルHDのモニターを使っている様だ。

ゲームをやるから、高解像度のモニターを使っているのかと思っていた。

「3840×2160」の4Kの解像度は、「1920×1080」のフルHDの4倍の情報量があり、それなりにPCの性能が必要になるから、「1920×1080」のフルHDでやっている様だ。

ちなみに、「1920×1080」のフルHDであれば、グラフィックボードはエントリーモデルの「GeForce RTX 1630」でも問題なさそう。

ただ、今回の目的は、「3840×2160」の4Kモニターを2枚なので、やはりグラフィックボードは「GeForce RTX4060」か「GeForce RTX4060 Ti」か「GeForce RTX4070」あたりを狙っていく。

そして、ゲームで使用するモニターのリフレッシュレートは、144Hzらしい。

4Kモニターとリフレッシュレート144Hzの組み合わせに対して、グラフィックボードが対応しているかを調べてみる。

「NVIDIA GeForce」性能比較:https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/graphics-cards/compare/

「GeForce RTX40シリーズ」はどれも「DSC、HDR で 4K 240Hz もしくは 8K 60Hz」となっているので、4Kで240Hzまで出すことが出来るようだ。

ちなみに「GeForce RTX40シリーズ」は、どれも4枚までモニターを接続できるようだ。

これで問題はなさそうだけど、144Hzの4Kモニターを2枚つないでもグラフィックボードが耐えられるか調べてみても、しっかりと「大丈夫!」という事が書いていない・・・。

最大4枚までモニターを接続できるが、4枚の4Kモニターで144Hzは出るのかも分からない。

これは一度、専門家の意見を聞いてみようと思い、近くの電気屋さんに行き、PC売り場の詳しそうな人に聞いてみた。

回答は、「やってみないと分からない」との回答・・・。

理由は、CPUとグラフィックボードの組み合わせになりゲーム自体の要求システムにもよるので、それぞれの数値が可能でも組み合わせによっては出来たり、出来なかったりするからと。

だから、いくらNetで検索してもはっきりとした記事が無かったのか・・・。

ゲームをやらないのであれば、リフレッシュレートは60Hzで十分で、「GeForce RTX4060」か「GeForce RTX4060 Ti」か「GeForce RTX4070」辺りならば、4Kモニター2枚なら十分に問題ないとの事だった。

ん~、良く分からなくなってきたので、基本に戻ろう!

今回の目的は、トレード用に4Kモニター2枚を使いたいこと。

そして、暇な時にゲームが出来ればいいや的な感じ。

ゲームは1枚の4Kモニターしか使わないので、ゲームの時はもう1枚のモニターは切ってしまえばいいか。

ま~どうにかなるだろう・・・。

モニターを選定する時は、とりあえず、4Kでリフレッシュレートが144Hz以上の物を選んでおこう。

4Kモニターとの接続ケーブル

リフレッシュレートを調べていると、グラフィックボードとモニターをつなぐケーブルにも注意しないといけない事が分かった。

接続方法としは、HDMIケーブルかDisplayPortケーブルのどちらか。

ちなみに、「GeForce RTX40シリーズ」は、どれも「HDMI」は1つ、「DisplayPort」は3つの接続が可能との事。

「HDMI」が少ないのは何でだろう?

「HDMI」の規格を調べていると、分かりやすい表があった。

「HDMIケーブル」には4つの規格があり、一番上の「HDMI2.1」の規格だと、4Kで120Hzとの事。

あれ?モニターは4Kで144Hz以上にしようとしていたけど、一番上の「HDMI2.1」でも4Kで120Hzまでしか出ないのでは、ケーブルがボトルネックになっちゃうじゃん・・・。

だからグラフィックボードのHDMIは少ないのか。

ケーブルを売っているメーカーによって違うのかな?

次に「DisplayPort」を調べてみるが、良く分からん・・・。

「DisplayPort」の規格は、大まかに1.2と1.4があるようだが、Netで調べてみると書いていることが違う・・・。

この表では、「DisplayPort1.4」では、4Kだと240Hzまで。

この表では、「DisplayPort1.4」では、4Kだと120Hzまで。

この表では、「DisplayPort1.4」では、8Kだと360Hzまで。

この表では、「DisplayPort1.4」では、4Kだと144Hzまで。

一体、なんなん??

ケーブルに依存するって事?

でも、ケーブルに依存するなら、そもそも規格ってなんなのよ。

調べれば調べる程、違う内容の記事を目にして、深みにはまってしまう。

も~いい!

「DisplayPort1.4」を買っておけばいいか。

グラフィックボード以外の仕様

グラフィックボード以外の仕様では、CPUとメモリとSSDぐらいは決めておきたい。

CPU

すでに第14世代が出ているので、14世代の「core i7」は最低限ほしいな。

となると、選ぶのは、「Core i7-14700F」か「Core i7-14700KF」のどちらかであればOKだ。

メモリ

メモリは16GBで十分だとは思うけど、この際だから32GBにしよう!

SSD

SSDは、NASがあるので大きくなくてOKだが、ゲームをやるとなると512GBでは少ないと思うので、1TBにしよう!

HDDは要らないな。

トレード用PCの選定

ほぼ選ぶPCの仕様は決まってきた!

まとめると、今回の購入するPCの仕様は↓

  • CPU:14世代の「core i7」
  • メモリ:32GB
  • SSD:1TB
  • GPU:①GeForce RTX4060 Ti、②GeForce RTX4060、③GeForce RTX4070
  • モニター:4K、27インチ、144Hz以上(接続は、DisplayPort1.4)

グラフィックボードを別に積むのであれば、ゲーム用PCから選んだ方が良さそうだ。

ゲームPCだと、BTO(Build To Order)メーカーのマウスコンピューターやドスパラなどを見てみよう。

マウスコンピューター

一般用のシリーズを見てみると、グラフィックボードを別に積んでいるPCはあるが、「GeForce GTX 1650」のみの選択となるので、やはりゲーミングPCの「G-TUNE」シリーズから選ぶことになる。

「G-TUNE」は3種類の箱が用意されている。

「フルタワー」になるとサイズも金額も大きいので、「ミニタワー」で探してみる。

HPには、親切にも相対表があるので、選びやすい。

それぞれの値段を比較してみよう。

ちなみに、マウスコンピューターはHPの他に「シークレットモデル」というのが存在する。

通常のHPからは検索しても出てこないが、↓のURLから入れば、ちょっと安くなっているモデルを購入することが出来る。

マウスコンピューター シークレットモデル:https://www.mouse-jp.co.jp/store/e/ea5100000/

機種ごとにいろいろとカスタマイズできるので比較するのが多くなってしまうが、比較したのは10機種。

価格の下段に金額が入っているのは、シークレットモデルの金額。

全体的にUSBのバージョンが低い・・・。

あと、CPUファンが「水冷クーラー」の物がある。

動画編集や配信はやることはないのでCPUがそこまで熱くなることはないと思うが、気になるのはゲームをやっている時。

だけど、「水冷クーラー」まで必要かな??

「水冷クーラー」を調べてみると、ゆくゆく液漏れなどが発生して交換する必要があるらしい。

要らないな・・・。

マウスコンピューターの中で選んだ機種はこれ↓。

シークレットモデル:「G-Tune DG-I7G6T」:¥245,180-(カスタマイズ後の価格)

CPUは一世代前の「Core i7-13700F」で、グラフィックボードは「GeForce RTX 4060Ti 8GB」の構成。

シークレットモデルなので、CPUは一世代前だが金額が安くなっている。

ちなみに、シークレットモデルには無かったが、今のモデルのCPU「Core i7-14700F」だと、「G-Tune DG-I7G6T」になり、価格は¥271,700-。

約¥27,000-高くなってしまう。

あと、CPUファンが空冷でCPUが「Core i7-14700F」だと、「G-Tune DG-I5G6T(ホワイト)」になり、価格は¥288,500-。

もっと高くなってしまう・・・。

ドスパラ

ドスパラも分かりやすい相対表があるので便利。

この表から、比較検討したのは4機種。

ドスパラの中で選んだ機種はこれ↓。

「GALLERIA RA7C-R46T」:¥249,880-

CPUは「Core i7-14700F」で、グラフィックボードは「GeForce RTX 4060Ti 8GB」の構成。

ちょっと気になる点は、箱の前面の空冷ファンが1つだけという事。

箱自体の冷却効果は大丈夫かな?

Lenovo

メーカー系でもゲーミングPCを出しているかな?と思って見てみると、出している様なので、一応、メーカー系のPCも見てみよう。

デスクトップは3シリーズ出している様なので、3シリーズの6機種を比較検討。

やっぱりメーカー系はしっかりしているな。

USBの規格は新しく、「Legion」シリーズは前面にファンが2つ付いていて、冷却も考えられている。

Lenovoの中で選んだ機種はこれ↓。

「Legion Tower 5i Gen 8」:¥233,508-(カスタマイズ後の価格)

定価は¥367,290-とかなり高額だけど、今はセールをやっているので安くなっていて、CPUは一クラス上の「Core i7-14700KF」で、グラフィックボードは「GeForce RTX 4060Ti 8GB」の構成。

この構成でこの金額、なかなか良いじゃない、Lenovoさん!

HP

続いて、HPのサイトを覗いてみると、HPからもしっかりとゲーミングPCを出している。

この2機種を検討してみるが、HPはカスタマイズが出来ない仕様になっている。

時期的な問題かな?

2シリーズの3機種を比較検討。

カスタマイズできない代わりにか、安い!

「Victus 15L」の物だとCPUが1世代前だが約¥160,000-で「GeForce RTX 4060Ti 8GB」が買えてしまう。

こりゃびっくりだ。

HPの中で選んだ機種はこれ↓。

「Victus by HP 15L TG02-1076jp」:¥158,400-

一言に「安い!」。

ただ、カスタマイズ出来ないので、メモリが16GB、SSDが512GB。

金額を優先するか、仕様を優先するかだな。

DELL

最後はDELLを見てみた。

DELLは2機種あり、デザインが「これぞ、ゲーミングPC」と言った感じ。

カスタマイズする前の最低金額がちょっと高いな。

カスタマイズしたらどんな金額になるのか、1シリーズの6機種を比較検討。

セールをやっていたら違うのかもしれないけど、どのメーカーよりも金額が一番高い!

しかも、CPUクーラーは「簡易水冷」になっている。

ん~、DELLはないな・・・。

トレード用PCとして選んだPC

色々と比較検討してみたが、一歩下がって考えてみると、今年にWindows12が発売されるとの事。

一部の記事では、Windows10の時にあったようにWindows11への無償アップグレードはないとか、サブスクになり毎月か毎年か費用が発生するとか、いろんな記事があるので、PCの買い替えはWindows12が出てからの方が良いのだろう。

だけど、今はセールの時期!

発売から結構時間が経っている機種だからセールになっている物もあるだろうが、CPUとグラフィックボードが新しければいいか。

トレード用としては、オーバースペックだけど、たまにゲームをやる事と新しいOSの要求条件が高かったとしても対応できる様にしておく事を考えると、第一候補はこれにする!

「Legion Tower 5i Gen 8」:¥233,508-(カスタマイズ後の価格)

BTOメーカーの方が安いと思ったが、セールの時期なのか、LenovoやHPの方が安い状況だった。

HPの金額も魅力的だが、カスタマイズが出来ない点はちょっと頂けない。

最後は、LenovoとHPの「OMEN 25L」シリーズで迷ったが、LenovoのCPUは14世代、HPの「OMEN 25L」のCPUは1世代前の13世代。

なので、「Legion Tower 5i Gen 8」に決定!

【IT部】Lenovo Legion Tower 5i Gen 8の購入

2024.01.25