鉛温泉 藤三旅館(岩手)
花巻温泉郷にある鉛温泉の「藤三旅館」に行ってきた。
ちなみに花巻温泉郷は台川と豊沢川沿いを中心に点在する12の温泉地の総称。
- 花巻温泉
- 台温泉
- 金矢温泉
- 松倉温泉
- 志戸平温泉
- 渡り温泉
- 大沢温泉
- 山の神温泉
- 鉛温泉
- 新鉛温泉
- 花巻北温泉
- 東和温泉
こちらの鉛温泉の「藤三旅館」には、4つの湯舟があり、中でも名物の「白猿の湯」は深さが1.25mもある立居浴専用の湯舟。
他には、「白糸の湯」と「桂の湯」があり、どちらも前面にある川を見ながら入浴できるロケーション。
「銀の湯」は宿泊者専用の貸切風呂なので、日帰り入浴では入れない。

通りに面したところに大きな看板があり、分かり易い!
そのまま車で入ろうとしたが、別の看板に「日帰り入浴客専用駐車場」と書かれている。
日帰り入浴の場合は、こちらの通りに面した駐車場を利用して、宿まで歩いてくださいとの事。
宿は通りから下った所にあり、下の駐車場は狭い為、宿泊者専用との事。

「藤三旅館」は今から約240年前の1786年の創業との事。

急な坂道を下り、更に下る。

「藤三旅館」の屋根は、上の通りよりも低く、上の通りとの高低差が結構ある。

入り口にある提灯は「日本秘湯を守る会」の提灯かと思ったが、「新日本百名湯」の提灯だった。

着いたのは、木曜日の11:00過ぎ。
同じタイミングで来ていた先客が1人居たぐらい。
受付を済ませると、館内の案内をしてくれたが・・・。
期待していた、名物の深さが1.25mある「白猿の湯」は、11:00~13:00は女性専用の時間帯であった。
入れるのは、川に面した「白糸の湯」と「桂の湯」の2ヵ所のみとの事。
残念だが、仕方ない。

HPより
ちなみに、HPからお借りした↑写真が「白猿の湯」。

まずは、「白糸の湯」に向かう。

上の通りにあった看板と少し違う文面だが、同じような内容。

この掲示物、「日本秘湯を守る会」の宿に良くあるものと似ている。
宿の人に聞いてみると、2011年までは「日本秘湯を守る会」の会員だったとの事。
なので、掲示物から「日本秘湯を守る会」の文字が消されていた。

「白糸の湯」と貸切船用の「銀の湯」は、別の建物になっており、造りはまだ新しい。

↑写真の左側の「白糸の湯」から入ってみる。

脱衣所は、文句のつけようがないぐらい綺麗でまだ新しい。

「白糸の湯」にはサウナと水風呂、外気浴が出来る施設があり、↑写真の左側は水風呂で、深さのある水風呂になっている。
前面には緑が広がり、「白糸の湯」の由来となった「白糸の滝」が見えたかな・・・。
肝心のお湯は、成分表を見ると特に特徴のあるお湯ではないが、無色透明で、かすかに鉱物臭があり、湯の花が舞っている。
「藤三旅館」は、すべて源泉かけ流しとの事。
温度は41℃ぐらいで、ゆっくりと柔らかいお湯を楽しむことができる。

次は「桂の湯」に向かう為に、一度、受付まで戻る。

「桂の湯」があるのは、昔ながらの建物。


「桂の湯」に到着。

こちらの「桂の湯」は、内湯が1ヶ所と外湯が2ヵ所。
成分表を見ると、先ほどの「白糸の湯」と同じ源泉。

外湯はなかなかのロケーション。

一段下がった所にもう1ヶ所のこじんまりとした外湯がある。
こちらのロケーションは最高!
川のせせらぎを聞きながら、お湯をゆっくりと楽しむことができる。
1人で足を延ばしていると最高の気分!
名物の深さが1.25mある「白猿の湯」に入れなかったのが残念だった。
■お湯
- 源泉名 : 鉛温泉 桂の湯+下の湯(混合泉)
- 源泉温度 : 48.2 ℃
- PH : 8.2
- 炭酸水素イオン : 76.9 mg/kg
- メタケイ酸 : 47.6 mg/kg
- メタホウ酸 : 2.9 mg/kg
- 遊離二酸化炭素 : 0.8 mg/kg
- 成分合計 : 401.8 mg/kg
- 分析日 : 2023年11月7日
「白糸の湯」も「桂の湯」の同じ成分表。
↓「白糸の湯」の成分表。

↓「桂の湯」の成分表。

■施設
内湯が3ヵ所、外湯が2ヵ所。
■営業時間・料金
10:00~21:00(受付:~20:00)
大人:¥800-
GakiLifeの勝手な評価
名前 | 藤三旅館 |
施設 | 宿泊温泉施設 |
分類 | 機会があればまた来たい! |
行った日 | 2025/9/11 |
場所 | 岩手県久慈市山根町下戸鎖 4-5-1 |
泉質 | 低調性弱アルカリ性温泉 |
泉色 | 無色 |
PH | 8.2 |
良い点 | 川を目の前にした外湯でリラックス! |
おすすめ度(満点:★5つ) | ★★★☆☆ |
↓↓↓訪れた時の旅は「旅部」↓↓↓